調査部だより第4号 ~視る診る見聞録その1 長野県飯田市編~

調査部だよりは、ジビル調査設計(株)調査部の日常を不定期にお知らせします。

調査部では、橋梁点検支援ロボット「視る診る」とともに全国各地に出かけて橋梁点検作業を行っています。訪れた地域の名所や名産物など日本には、魅力的な所が多いと実感しています。視る診る見聞録では、視る診ると共に訪れた場所で視て聞いて体感した情報をお届けします。

第1回目は、長野県の飯田市編です。
長野県飯田市は、長野県の最も南側に位置します。人の多さでは、長野市・松本市・上田市に次ぐ長野県内では第4位の都市です。飯田市で有名な物は何といっても、伊那谷を流れる天竜川とりんご並木道(アップルロード)だそうです。(ホテルのフロントで教えて頂きました。)

今回の現場は、幸運にも史跡名勝天然記念物「天龍峡」の近くでした。天龍峡は天竜川に沿って南北約2kmの美しい峡谷です。様々に名付けられた岩崖と木々が織りなす絶景は見事で、天竜川の流れに乗って下るライン下りが有名です。

現場の近くには、天龍峡を横断して三遠南信自動車道が建設されています。天龍峡ICから千代IC間で天竜川を渡河する天龍峡大橋(2019年11月17日開通)は、素晴らしい橋梁です。記念すべき視る診る見聞録の第1回目としてご紹介します。(文責 南出)

天龍峡大橋 ~国内一扁平な上路アーチ~

天龍峡大橋は、中央道から新東名を接続する三遠南信自動車道が、飯田市内で一級河川天竜川を渡河する橋長280m、アーチ支間210mの鋼上路式アーチ橋(バスケットハンドル型固定アーチ)です。
架橋地の一部は、文化財保護法により国の重要文化財に指定される「名勝天龍峡」であり、名勝地を横断する自動車専用道の架橋事業は前代未聞のプロジェクトでした。

この名勝の歴史ある良好な景観との調和を図るため、峡谷のV字地形に収まり、背後のスカイラインを阻害しない「鋼上路式アーチ橋」を選定しました。
さらに、峡谷を一機に跨ぐ扁平なアーチ構造として、下部工の基数を最小限として自然改変を最大限抑制しました。 ちなみに、天龍峡大橋のアーチ支間・ライズ比11.0は、国内で最も扁平なアーチ橋として位置づけられます。
国土交通省 中部地方整備局 飯田国道事務所 計画課 HPより引用
国土交通省 中部地方整備局 飯田国道事務所 計画課 HPより引用

鋼上路式アーチ橋では日本唯一となる桁下歩道 ~名勝の活用のために~

桁下の歩道構造は、名勝の活用・地域の活性化に資するため、橋梁検査路兼用で計画したものです。
名勝天龍峡南半部を周遊できる新たな遊歩道の一部となり、天竜川からの高さは約80mで名勝の景を楽しめる新しい空間を創出しました。

構造的には、補剛桁横桁とアーチクラウンの間に納まる構造とし、橋本体構造や景観に悪影響を及ぼさないこと、利用者に対するバリアフリー、展望部の確保などに配慮しました。
三遠南信自動車道は、長野県飯田市の中央自動車道を起点として、静岡県浜松市北区引佐町に至る延長約100㎞の高規格幹線道路です。
三遠南信自動車道は、中央自動車道、新東名高速道路と連結し、三遠南信地域の交流促進、連携強化および奥三河・北遠州・南信州地域への高速サービスの提供、災害に強い道路網の構築、地域医療サービスの向上とともに、これら地域の秩序ある開発、発展に寄与する重要な道路です。

浜松河川国道事務所HPより引用
美しいアーチ橋です。立派な自動車道です。
天龍峡の自然とマッチしているような気がします。
桁下歩道の「そらさんぽ天龍峡」
地上から80m上空の空中散歩ができ、天龍峡の絶景をバードアイで堪能できます。構造的には、補剛桁横桁とアーチクラウンの間に納まる構造です。
そらさんぽのテラスで記念撮影!
調査部だより初登場の視る診るの運搬をお願いしている「お土産お父様」とパシャリ。
貫禄のあるポージングです。いつも訪れた先のお土産をたくさん買われるお父様です。
そらさんぽの内部です。
天龍峡の絶景と天龍峡大橋の上部構造を堪能できます。床版の点検に十分活用できる実益を兼ねた構造です。
このようなサイズ感です。
今回の点検チーム。部長と、調査部だより初登場の
「野球部キャプテンくん」です。
まさに絶景・・・
天龍峡の大パノラマが広がっています。飯田線の線路も見えます。撮り鉄マニアの方にも絶好のポイントです。
天龍峡大橋の上流には天竜川の川下りができる「天竜ライン下り」の乗船所があります。途中に投網の実演があるそうです。50分の船旅です。
「の、乗ってみたい・・・」
たくさんの方が乗船されていました。前日からの雨で川が増水気味。スリリングな川下りが楽しめそうです。
「の、の、乗ってみたい・・・」
急流を下って行かれました。お達者で・・・
乗船はあきらめてもう一つシンボルであるアップルロードを見聞します。
アップルロードの概要です。(Wikipediaからの引用です。
長野県飯田市の市街地を迂回するバイパス。中央自動車道飯田IC周辺には、りんごの木が216本植えられている。それにちなんで通称アップルロードと命名。
地域住民と飯田青年農業者会議の提案で作られたもので、IC内は飯田青年農業者会議、飯田パイバス側はアップルロード飯田愛護会と伊賀良小学校児童が手入れを行っている。
リンゴがたわわに実っていました。
お土産お父様と一緒にリンゴジュースを購入してみますか・・・
それでは長野県飯田市の見聞録を終わります。

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