令和元年度 橋梁点検支援ロボット「視る・診る」現場実施報告 Part6

令和元年度 ロボット活用データ集計・分析結果

橋梁点検支援ロボット現場報告の第6回目は、
令和元年度1年間のロボット活用状況のデータ分析結果の報告です。

令和元年度1年間で全国15県・点検総数54橋で橋梁点検支援ロボット「視る診る」は活用されました。これは平成30年度の点検数23橋に対して230%と大幅に増加しております。国交省の橋梁定期点検要領の改定に伴う新技術ガイドラインに掲載されている効果が顕著に表れた結果となっております。
図1の都道府県別での点検実績では、
新潟県(12橋)
福井県(9橋)
静岡県(7橋)
和歌山県(6橋)
と中部・近畿で多く活用頂いております。
図2の管理者別の橋梁数では、地方自治体(32橋)全体の59%・国交省(21橋)39%となっています。管理者別の橋梁数での今年度の特徴は、国交省管理の橋梁での大幅な増加にあります。平成30年度の国交省実績は、技術検証現場での4橋のみでしたが今年度は、活用講習会など含めて21橋と5倍以上の現場で活用頂きました。
図3の橋種別での活用状況では、車道橋(29橋)54%・歩道橋(24橋)44%・トラス橋(1橋)2%という結果で、車道・歩道ほぼ同数で活用頂いております。歩道橋に関しては、平成30年度が6橋に対して令和元年度24橋と大きく増加しており、特に国交省管理の歩道橋(13橋)での活用が多い結果となりました。
図4の使用目的別の状況では、橋梁点検車の使用が困難な場合での活用が全体の78%と大半を占めており、視る診る開発のコンセプトと一致した結果となっています。
図5の橋長別での活用状況では、橋長20~300mクラスの橋梁での活用が全体の75%と大半を占めています。河川や渓谷を渡河する箇所に架橋されている橋梁での活用が多く、逆に橋長が20m以下の短い橋梁での活用は少なくこれは、橋長の短い橋梁の場合地上やはしごなどでの点検が可能なケースが多い地形的な状況が反映された結果と思われます。
図6の幅員別での活用状況では、8m以下の幅員での橋梁が全体の65%を占めており、歩道橋での活用が多い事もあり幅員3m以下の橋梁でも多く活用されています。ハイグレードタイプの水平アーム10mを活用して幅員15~20mクラスの幅広の橋梁も3橋実施されております。
以上、令和元年度の橋梁点検支援ロボット「視る診る」の活用データの集計・分析結果をまとめると

①ロボット活用橋梁数は、昨年度比2倍以上に増加。
②国土交通省管理の直轄橋梁で活用が大幅に増加。
③橋梁点検車の使用が困難な橋梁での活用がメイン。
④歩道橋・側道橋での活用が多い。
⑤幅員20m程度の広い橋梁でも活用増加。

以上の結果となります。

令和2年度は、新型コロナウィルスで波乱の幕開けとなりこの先も不透明感が漂っていますが、本年度も昨年以上に活用して頂けるよう努力してまいりますので何卒よろしくお願いいたします。(文責 南出)

お問い合わせ

0776-23-7155

受付/8:30~17:30
(日曜日・祭日除く)

メールでのお問い合わせ
橋梁定期点検・外壁診断等の調査依頼・機材レンタルはこちらから
お知らせ一覧